揺れるように

ソロ活動の記録とひとりごと

強くない

 

 

 

去年なんだかんだで心が折れて、眉毛を強めに描くことができなくなった。

現在私はカワイイ女の子だけがやっていいとされている平行眉を描いている。

オルチャンメイクが流行し始めて街中にブスが増えたとマツコさんが言っていた。

平行眉も、カワイイ女の子にしか似合わないものなのだろう。

しかし私はモデル級にカワイイわけでもないし、そこそこカワイイわけでもない。

奥二重で芋顔、心身の調子が悪いとモロに顔にでるので顔つきに自信がないことが多い。

常時精神的に不安定なので目に覇気がなく、目の焦点があってないことも多い。

持ち合わせている気力や精神力、生きる力が薄く、それがモロに顔に出ているのでいわゆる「押したらイケそうな女」「俺でもやれそうな女」という感じ。

芋顔でこの生命力の薄さだと、大和撫子なんかになるわけもなく、どことなく不安定そうな、お母さんとはぐれた子供のような雰囲気である。

常にキョロキョロしてしまうし、筋肉がないので姿勢がとても悪く、歩き方や座り方が美しくない。

カワイイとは縁遠い。

でも平行眉を描く。

それは、もうキッと上がった眉尻を自分の顔に描くような気力と自信がないからだ。

 

平行眉を私の顔に描くと、一気に「弱い個体」のような顔になる。

前述のとおりもともと「ヤれそうな顔」である私が、もう押しなんか必要ないんじゃね?という顔になる。

自分の意思が極端に弱く、頭も弱い、そんな見てくれになってしまう。

確かにこの眉毛は、元々の顔がかなりカワイイとかじゃない限り似合わないと思う。

そして私はカワイイわけではない、それはものすごくわかっている。

でももう、きりっとした眉毛を自分の顔に描く気力が残っていなかった。

 

何回もきりっとした眉毛に戻そうと思って眉を整えたけど、いつのまにか平行眉の形に戻っていた。

きりっとした眉毛を描きたいのに平行眉が出来上がっていた。

心の不調は正直で、「もう私はそんなに強くありませんよ、きりっとできませんよ」とこういう形で訴えかけてきた。

 

平行眉は強く見えない眉毛だと思う。

だから元がかなりかわいくないと成り立たない。

私のような芋顔が平行眉を描くと、芋顔の完成形みたいになってしまう。

それでももう、顔の一部すら強くする気力がなくて平行眉を描く。

自分がもう強くないことを、こんな形で知ることになるなんて思わなかった。