揺れるように

ソロ活動の記録とひとりごと

「お残しは許しまへんで」女

 

 

食べ物を好き嫌いで残すのは許さない、とわたしの目の前で笑った女の子がいた。

某忍者アニメに出てくる「お残しは許しまへんで!」というセリフを間に受けたかのような彼女の屈託ない笑顔にわたしはたじろいだ。

 

 

出されたものを全て食べる、残さない、というのは素晴らしいことのように思えるけど、それを他人に押し付けた途端にエゴに変わる。

自己愛、自分のルールを他人に適用すること、それは一方的な暴力に近い。

実際に彼女は食べ物を残さなかった。それどころか、翌日胃もたれしてでも食べる人だった。

食べ物を残さない、というのが素晴らしいことに思えるようにするためには、残すか残さないかを時と場合に合わせて決めていくことだと思う。

 

お残しは許しまへんで!という言葉が通用するのはアニメの中だけだと思う。

現実世界には胃袋という許容範囲が決まっている消化器官があるし、その日その日の体調で食べられない時もある。

彼女はそういうことはお構いなしに「お残しは許しまへんで!」と言いたい人だった。

 

 

「食べ物を残すのが許せない」という思考を持った人に対してわたしは「食べられる量だけ用意すれば?」といつも思う。

彼女に限った話だと、「どれだけ大量にあっても残さない」というのが美学とされていた。

いやいや、待って。

そんなにみんな胃が大きいわけじゃない。

個人差だってある。

 

無理やり食べることでしんどい思いをすることもあるのに、彼女は「残すのは許さない」と屈託ない笑顔でわたしに笑いかける。

無理やり食べることは、体を痛めつけていることと同じだと思う。

満腹を超えての食事は、体にも心にもよくない。

無理やり食べるなんてそれこそ過食の入り口なのに、何を言うんだ。

 

食に関してのルールは人それぞれで、どうしても残せないからできる範囲で食べる人もいれば「残すことは悪」という思考に取り憑かれて食べきる人もいる。

彼女は後者だった。

「残すことは悪」という思考に取り憑かれていた。

 

そんなもん人それぞれなのに押し付けてくるんじゃねえよっていう愚痴です。

食べ物を残すことが悪っていうのを他人に押し付けてくる人はほんと厄介。

自己完結してくれよ。

 

外食だと食べ物を残すことができないので胃の7割くらいの量しか注文できないわたしもなんか偏ってるとは思うけど、胃の許容範囲超えて食べ続けて消化器官に負担をかけることは美しくもなんともないから、それぞれのルールでそれぞれ幸せになろう!さらば!