揺れるように

ソロ活動の記録とひとりごと

禁煙〜半分くらい卒煙〜

 

 

 

 

 

禁煙を始めて丸四年が経って、五年目に突入した。

正直ここまで長く、しかもあっさりとタバコから離れられるとは思ってもみなかった。

 

二、三年前に過労で倒れた時も、倒れるまで思い詰めるくらいなら煙草を吸ってストレス発散すればよかったじゃないかと思うことが度々あるのだけど、もう私の中に「煙草を吸う」という選択肢自体がないことに最近気づいた。

 

先日、禁煙前に集めていたおまけのライターを発掘し、なんか無性に懐かしくなり、「今なら煙草とうまく付き合えるかも」となんとなく思ったものの、「いやいや、あれは心身ともにボロボロになるニコチン草なんだよな」と冷静に考え、ライターを眺めるだけに留めた。

懐かしい。

今でもたまに、暇で仕方がないときに、吸っていたタバコの銘柄を検索して、今こんなふうにパッケージが変わってるのか〜と思うものの、「吸いたい」と思うことはもうなくなってしまった。

「吸いたい」となんとなく思ったとしても、もう「吸っている自分」には二度と戻りたくない。

もし煙草を勧められても、「吸いたくないです」と答えるだろう。

 

五年近く煙草から離れてみると、楽しかった、良かった思い出だけに濾過されてしまっている。

まあ、なんでもそうなんだろうけど、時が経つとどんな苦行も美化されてしまうと思う。

煙草に関しては、あれだけ苦しんだのにかなり思い出が濾過されて美化されてしまっているので、「煙草は悪いやつだぞ」ということを忘れないように生きていこうと思う。

ほんと、吸ってても何もいいことはないし、時代的にも「カッコいいもの」という対象から外れてきているし、禁煙のお店は増えていくし、一箱千円案まであるらしいし、とにかく私はもう二度と煙草はごめんだという気持ちでいっぱいである。

心身へのダメージや負担が大きすぎて、とてもじゃないけれど今の私には合わない。

 

サイゼリヤが、今年の9月までに全店禁煙になるらしい。

この調子だと、東京五輪までに政治家の偉い人たちがなんかめちゃくちゃいろんなことを変えていきそうだな、と思う。

コンビニのエロ本も撤去されるし。

2020年あたりでもしかしたらガラッと一気に変わるのかもしれない。

時代とか流れとか。

元号も変わるし、きっと私たちが生きてきた時代みたいなのとはまた違うものが生まれて育っていくのだろう。

なんというか、レバ刺しとかユッケとか蒟蒻ゼリーみたいに「懐かしいな」と感じるものが今後増えていくのかな、と思った。

私だって二十代の間にいろんなことがあって変わったりして、煙草やお酒に関しては「懐かしいな」と思っているし、歳を重ねるとそういう「懐かしいな」としみじみ感じることが増えるんだろうなと思う。

時代に取り残されないようについて行きたいものだ。

 

私が煙草をやめてから、増税が一回あり、私が吸っていた煙草は450円から480円に値上がりをしている。

この時ほど「辞めてよかった」と思ったことはない。

それと同時に、「私は辞めたからいくら増税しても構わない」という気持ちもあった。

「嫌なタイプの禁煙した人」になってしまっているのだ。

まあ、私は今後一切煙草を吸う予定も気もないから、いくら値上がりしても関係ないけれど、現在進行形で煙草を吸っている人に強く当たっていいわけではないよな、と思う。

私の禁煙がうまくいったのはタイミングと運がものすごくよかったからで、たまたまそういうものがなくてなし崩し的に吸い続けている人に対して放漫な態度を取っていては卒煙者にはなれないよなあ、と思う。

様々な理由で「辞めたいけど辞められない」と嘆いている喫煙者もいるのだ。

 

煙草、お酒、コンビニのパック飲料、午後の紅茶、リプトン、グリコマイルドカフェオーレカップ麺、マック、ラーメン。

二十代のうちにたくさんの「好きなもの」から手を離すことになってしまった。

全て、辞められないと思っていた。

でも、実際に蓋を開けてみたらなくても生きていけるし、タバコもお酒もカフェインも、ないならないなりに埋め合わせができた。

人間って意外と、そんなものなのかもしれないな、と思う。

極論を言うと、お金も、あったらあったで豊かかもしれないけど、ないならないなりになんとかなるものなのかもしれない。

 

「これだけは辞められない」「絶対にないと困る」というものがある日突然なくなったり、自分の手の中からすり抜けて落ちてしまっても、また別のもので埋め合わせをしたり、繕ったりしているうちになんとかなってしまって、それが当たり前になる。

そのうち「懐かしいな」と振り返る過去になる。

人間関係も嗜好品も好きな食べ物も、なにもかもそういうふうにできていて、何かや誰かが消えたところで世界は終わらない。

必ず何かで埋め合わせがあって、いつの間にかそれが当たり前になって、世界はまた丸に戻る。

そういうことを体感していると、しみじみと「歳を取ったんだな」と感じる。

もう二度と煙草を吸うこともお酒を飲むことも、カフェインを摂取することもないだろうけど、そういうことをガンガンやっていた二十代前半の頃を時々思い出して「あの頃は楽しかったな」と頰を緩めるような、アルバムを見返して懐かしむような時間が、今後増えていくと思うと、今をできるだけ大切にして、後悔がないように生きていけたらいいなと思う。

未来の私が振り返ったとき、「あれはあれで楽しかったな」という時間を増やしていけたらいいな、と思っている。

 

 

節約額を載せる。

f:id:hayo158:20190215202925p:image

 

ぴったり1600日。キリがいいです。

節約額ななじゅ…ななじゅうにまん…。。

五年も経たずにこんな額になる…??

身体や健康面でも思うことはむちゃくちゃにありますが、もう、数字でこんなふうに出されたら辞め続けるしかない…。。。