揺れるように

ソロ活動の記録とひとりごと

人間として扱ってもらえませんか?

 

 

 

 

 

男性とか女性云々の前に、人は皆一人の人間。

私はわりと男女分け隔てなく、どちらに対しても普通に人間として接することが多い。

人付き合いの最初から男性を意識することもなければ、女性を意識することもない。

ただ「その人が目の前で生きている」「人間である」ことしか考えていないことが多いような気がする。

 

最低限のマナーだと思う。

目の前の人を人間として尊重することと、人間として扱うことは、マナー。

ルールではないけど、マナーではあると思う。

そうして人と接していると、突然相手から好意を持たれ、男女としての土俵に上げられることがある。

私は毎回びっくりして、かなりのショックを受ける。

 

それは日常の中に潜んでいる。

仕事先のお客さんや社員さん、趣味の関係で出会った人。

仕事先なんかは逃げられないし、ほぼ毎日その人とは顔を合わせることになる。

お客さんだと尚更逃げられない。

趣味の関係で出会った人、というのはライブハウスで私のことをいきなり曲にして手渡してきたシンガーソングライターのことなのだけど、この時ほど男性からの一方的な好意に唖然としたことはない。

私がいくら人間として相手を尊重したとしても、それは結局私が女性だからという理由で簡単にひっくり返される。

友達だと思っている人の手をいきなり握るだろうか、という話に近いかと思ったけれど、全然違うことに気づいた。

仕事先の社員さんやお客さん、趣味の関係で出会った人なんかは、ほぼ赤の他人だ。

電車で隣になっただけの赤の他人の手をいきなり握ろうとするだろうか。

おかしな話である。

 

それが恋のはじまりなのです、と言われればそれまでかもしれない、けれどもこちらになんの気もなければ恋ははじまらない。

彼らの好意は一方的で、熱湯のようで、私はそれをどうにもできない。

知らない人からいきなり熱湯をかけられるように好きを浴びせられた時、戸惑うと同時に身の安全を考える。

男性だから、という言葉だけで片付けるのは少ししんどいものを感じる。

 

私のことを、最初から「女性」だと思わないでいられないのだろうか。

ひとりの人間として接することは不可能なのだろうか。

そういうことを考えるたびに、たどり着くのは種の保存の本能なのかなと悲しくなる。

 

ひとりの人間として扱ってもらえませんか?

何度か挨拶しただけで、職場で出会ってすぐ、何度かライブハウスで簡単な会話をしただけで、よく知らない男性からいきなり「男女」の土俵に上げられるのは、不快です。

もともと人間関係なんて「男女」ではなく「人対人」の関係なのに、無下にするわけにいかないから愛想よく接したり挨拶をしただけで一方的な好意をぶつけられ、人間としてではなく「女性」を求められるのは、正直私は嫌な気持ちになる。

 

相手が男性でも女性でも、ひとりの人間として尊重できる人でありたいですね。

ちなみに、女性の中にも男性を「人間」だと感じずにすぐ「男性」の土俵に上げて考える人が多いと思うけれど、私はそういう女性にも嫌気がさすことがある。

男性も女性も、性別がある以前に「ひとりの人間」なのに、そこの部分がない人が多い気がしてしまう。

私が思っているよりも「人間扱い」って、簡単ではないのかなあ。。