揺れるように

ソロ活動の記録とひとりごと

生まれて初めて

 

 

 

 

 

生まれて初めて、麩菓子を食べた。

 

幼少期から、私にとってお麩は「鯉が食べるもの」という認識だった。

それは父がそういう考え方で、それを口に出していたからだ。

「麩は鯉が食べるもの」「人間が食べるもんじゃない」というのは父の口癖だった。

ちなみにきゅうりのことも「栄養価がない」「あれは水だ」と散々馬鹿にするような人だった。

 

そういう父の子だったので、なんとなく「鯉が食べるもの」である「お麩」でできた「麩菓子」を食べることに抵抗があった。

これは見事な父からのすりこみだと思う。

気になる、食べない、気になる、食べない、スーパーでチラチラ見るけどなんとなく買わない、を何年か繰り返し、今日、生まれて初めての麩菓子体験。

 

……めっちゃおいしい……。。

 

お父さん、人間が食べても十分おいしいよ。

ていうか私、なんであんたのすりこみで今まで食べなかったんだろうと後悔するほどに麩菓子の味と食感が好きだよ。

普通にこれはおいしいよ。

 

麩菓子、なんとなく敬遠してたけどおいしい。とてもおいしい。

またひとつ大人の階段をのぼってしまった。

またひとつ知らない世界を知ってしまった。

春だー。